チチカカ湖 | |
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所在地 | ペルー・ボリビア |
面積 | 8,562 km² |
周囲長 | 1,125 km |
最大水深 | 285 m |
平均水深 | 107 m |
貯水量 | 903 km³ |
水面の標高 | 3,812 m |
成因 | 構造湖 |
淡水・汽水 | 淡水 |
湖沼型 | - |
透明度 | 5〜11 m |
チチカカ湖(ティティカカ湖、Lago Titicaca)は、アンデス山中のペルー南部とボリビア西部にまたがる淡水湖。アルティプラーノの北部に位置する。湖の中央は、南緯約16度、西経約69度で、標高は3810mほどである(Kolata 1996:24)。湖面の60%がペルー領で40%がボリビア領となっている。「汽船などが航行可能な湖として世界最高所」と言われる[1]。数少ない古代湖の一つとしても知られる。複数の河川が湖に注ぎ込むが、湖から流れ出すのは大きな河川ではデサグワデーロ川があり、アルティプラーノの南部にあるポーポ湖へと連なっている。
湖中には、チチカカ島やルーナ島、タキーレ島、アマンタニ島、太陽の島、月の島、スリキ島など41の大小の島々がある。 チチカカ湖の島々やその周辺には、ケチュア族やアイマラ族、ウル族といった、先住民系の民族が居住しており、沿岸の都市部での就労の他、島では農耕や漁業、観光などに携わって生計をたてて暮らしている[1]。 ペルー側プーノ市街の沖合いにはウル族(Uros)と呼ばれる人々の住む浮島が多数点在する[1]。彼らは約450年前に陸地から逃れて湖上に住み着いたと言われ、かつては2千人ほどいた[要出典]が、その後多くは陸に定住したが、現在でも多くの浮島を集めたウロス島に700人ほどが残り、観光客を相手に生計を立てている。浮島はトトラと呼ばれる葦を3mの厚さに束ねたもので出来ており、かつては小舟もトトラで作っていた。
1998年8月にボリビア側の領域800km²がラムサール条約登録地となった。